6月13日は、「はやぶさの日」
小惑星探査機「はやぶさ」が、2010年6月13日に小惑星リュウグウにて採取した「サンプル」を、地球に持ち帰ったことを記念して、制定されたものです。
「はやぶさ」や「はやぶさ2」を生み出し、「小惑星へ出かけて行って、現地の砂を地球に持ち帰る」というミッションを見事に達成した「はやぶさプロジェクト」があるのは、「JAXA」相模原(さがみはら)キャンパス。
※実は私、その昔、すぐそばに住んでいたのです。が…当時は宇宙に興味がなく、本当に惜しいことをしました。今なら日参しますのに…。
キャンパスがある相模原市を中心に、JAXAの関連施設がある各市町が連携して構成されている「銀河連邦」が「はやぶさの日」を制定し、後に記念日として認定されたのだそうです。
※小惑星探査機「はやぶさ」や「はやぶさ2」については、こちらをご覧ください!
さて、今年の「はやぶさの日」に合わせてその「相模原市」が、全国約200か所の施設やグループに提供してくださったのが…、「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星「リュウグウ」のサンプルの内、3番目に大きなものを3Dプリントしたレプリカ。
子ども宇宙アカデミーも、幸いなことに送っていただくことができ、それを展示させていただいた次第です。
素敵な企画をありがとうございます。
では、そのイベントの様子をご紹介しましょう!
いつも、宇宙を学ぶ講座を実施している会場を1日お借りして、設営。
「展示」コーナー、「動画視聴」コーナー、「クラフト」コーナーを設けて…
改めて、「はやぶさ2」のこれまでの軌跡を振り返りながら、皆さん、想い出に浸っておられました。クイズラリーや、ペーパークラフトも、一緒に楽しんでいただきました。
クイズに答えるために…と、解説のためのパネルを、何度も見返す方も!!
サンプルは、触っていただけうようにしていましたので、手にしてひとりでじっくり観察するお子さんもおられれば、一生懸命カメラで撮影しようとされるお子さん、裏側を観て「これが3Dプリンタのサポートの痕だ」…と声を上げるお子さんも!素晴らしい観察眼です。
前日に、県外で開催されている「実際のサンプル展示」を観に行かれた方もおられましたが、実物は小さくてよく分からなかったので、レプリカ、特に10倍のものがあって、よりよく分かったと喜んでいただきました。
レプリカを前に、親子で向き合って語り合っていた方たちや、はやぶさ2の打ち上げから帰還までのダイジェスト動画を、何度も何度も繰り返し視聴されて、家族であれこれお話されている方も。
思い思いの形で、「はやぶさ2」や「リュウグウ」と向き合っていただいたようです。
きっとご家庭に帰られてからも、何やら、会話が進んだのではないでしょうか?
こうした企画が、子どもたちはもちろん、大人の方にとっても、大きな夢とワクワク感をもたらしてくれるものですね。
JAXAの皆さん、相模原市の皆さん、そして、ご参加の皆さん、本当にありがとうございます。
広島市近郊では、「広島市こども文化科学館」さんや、呉市かまがり天体観測館近くの「県民の浜 カフェ星の海 島の空」などで展示されています。
余談ですが… 会場内では、「はやぶさ2」には全く関係のないところで、子どもたちがとても興味を示したものがありました。
それは…
こちら…
確かに…!!
今どき、ダイヤル式なんて、なかなか目にすることができませんよね…。
昭和世代の私は、何度もこの会場を使わせていただいていますが…
これまでまったく、目に留まりませんでした。