「梅雨」時期は、「宇宙」から観てみよう!

梅雨入り後、いきなり強い雨が降った広島地方。
2018年の豪雨の爪あとも、そこここに残っていますので
まだまだ、警戒してしまいます。

こうした梅雨や台風の時期に、
今後の降り方などを知る上で
重要な役割を果たしているのが

気象衛星「ひまわり」


ニュースなどの「気象情報」コーナーで
「『ひまわり』の画像を見てみましょう!」
なんて、よく聞く名前ですよね!!

ひまわり9号による初画像 出典:気象庁ホームページ


この画像は、気象衛星「ひまわり9号機」が打ち上げられて
初めて送ってきた地球の画像。

日本の位置が、分かります…!?

雲がたくさん出てるので、
ちょっと分かりにくいかもしれませんね…。

地球儀と比べて、どのあたりか
子どもたちには、考えてもらいましょう!!



気象衛星「ひまわり」は、こうして
いつも日本やその周辺の様子を
宇宙から観測しています。

観測結果は、気象庁WEBサイトに公開されています。

今の様子を、ぜひ、こちらで見てみましょう!

まず表示される画像は、日本周辺の様子です。

図1.気象衛星ひまわり 赤外画像:気象庁ホームページ

気象衛星の画像ページでは、まず上の画像が表示されています。
これは、日本近郊の「赤外」画像。
「放射される赤外線の強さは雲の温度により変化する特性」があるそうで
白さが強いところほど、冷たい雲があるのだそうです。

詳しくは、こちら!



今度は、日本周辺だけでなく、
地球全体を見てみましょう!!

画像上にある選択肢枠で、「地域」選択を「全球」にすると…
日本のある面の、地球全体の様子を見ることができます。

図2.気象衛星ひまわり 全球の画像



画像種類の選択肢「カラー」をクリックすると
より、分かりやすいカラー画像になります。

図3.気象衛星ひまわり 全球 カラー画像



更に、「画像の種類」を「可視」にすると…
「可視光」で観測した画像が表示されます。


表示時間にあるように、日本時間AM6:20の画像なので
西側は、まだ夜。

暗いのが分かりますね!!

図4.気象衛星ひまわり 全球 可視光画像


このように、色々設定を変えることで
気象衛星ひまわりが観測している
現在の日本を取り巻く気象状況を
観察することができます。


特に、梅雨や台風時期の
大雨に注意を要する時こそ、
テレビなどの気象情報だけでなく、
気象庁WEBサイトにて
より詳しい状況をチェックしてみるのは
いかがでしょう?


天候が変わりやすく
災害も多発している時代。

自信と違い、大雨による洪水や土砂災害は
気象情報によって、ある程度予測が可能です。

気象情報を入手し、理解して判断する力は、
とても重要だと思うのです。

実際の雨の状況と、気象衛星が教えてくれることの
関連性を見出していけると良いですね!!