2019年ノーベル化学賞

少し前のことになりますが…
2019年10月9日、前日の物理学賞に続いて
ノーベル化学賞 受賞者が発表されました。

今年の受賞者は、「リチウム電池」の開発者である
大手化学メーカー「旭化成」名誉フェロー 吉野彰さん、
アメリカ・テキサス大学教授 ジョン・グッドイナフさん、
アメリカ・ニューヨーク州立大学 スタンリー・ウィッティンガムさん。


ウィッティンガムさんが、その理論を論文発表し
グッドイナフさんが、日本人の
水島公一さん(東芝エグゼクティブフェロー)の協力で
その電極にふさわしい材料を発見し
電池としての概要を論文発表。

そして、吉野さんが、その原型を作ったのだそうです。

研究開発のストーリーが
分かりやすく、こちらにまとめてありますので
興味のある方は、チェックしてみてください!
(参考:東京新聞 2019年10月17日朝刊
 ノーベル化学賞、リチウムイオン電池 日本人研究者が開拓)


吉野さんの会見の様子は、たくさん報道されていますので
昨年、「日本国際賞」を受賞された際に
リチウムイオン電池について、お話されている
講演の動画を、こちらにご紹介します。


リチウムイオン電池は、
私たちが使う携帯電話やスマートフォン、
ノートパソコンやデジタルカメラなどの
モバイル機器に必須。

他に、電気自動車や電気自転車のほか
太陽光で発電した電気を蓄電するためにも使われます。


また、私たち宇宙を学ぶものとても馴染みのある
「ISS 国際宇宙ステーション」を始め
「人工衛星」や「補給船こうのとり」などにも
使われています。

ISS 国際宇宙ステーションの模型


吉野さんは、「リチウムイオン電池」が
今後の環境問題に大きく寄与できる と仰います。

それは、再生可能エネルギーを
リチウムイオン電池が蓄電することで
これまでの電気利用のシステムとは
別の形態のシステム体系が構築できることを意味します。

愉しみですね!!

 

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