不確かな時代のその先へ…(1)

こんな時代だからこそ、子どもも大人も「宇宙」を!
と考えて、講座を開催させていただいていますが…

なぜ、今、宇宙なのか…
じっくり綴ってみるシリーズ。
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2018年度を振り返る…

皆さん、こんにちは!
子ども宇宙アカデミーいとうです。

今週末、2018年度も間もなく幕を閉じますが、
年号「平成」も、残すところ、1か月ちょっと。

あなたにとっての2018年度は、平成は、
一体、どんな時間、どんな時代でしたでしょう…???


大きな変革の時代…
価値観の変化…
多様化の時代…

「イノベーション」や「ダイバーシティ」は
よく耳にする言葉ですね。


平成は、災害の時代とも言われますが

「子ども宇宙アカデミー」を実施している広島でも
今年度は大きな豪雨災害が発生、
私どもも、もろもろ影響を受けました。

足元が崩れた中で、見上げていたのは、
変わらず美しい夜空でした。

何しろ、豪雨後は、すっかり雨を降らし尽くしてしまったかのように
約1か月、殆ど雨が降らなかったのです。


中でも、深夜に現れ、徐々に明るさを増してくる
大接近中の火星は、怖いほど赤い…
と言う人も‥。

三日月の夜空

私は、逆に、火星表面で起こっている砂嵐のことを考え、
どの星にも、嵐は起こるものだなあ…と。

その嵐の下で動かなくなってしまった
火星探査機「オポチュニティ」に、
お互い、頑張ろう!!とエールを送っていたのです。
(結局、オポチュニティは、そのままダウン)


東北大震災を体験した方たちも
星空がとてもきれいだったと言われていたことを
思い出していました。

東北では、広範囲に渡っての津波被害や
大停電もありましたから、

なおさら、たくさんの星が見えたことでしょう…。




「子ども宇宙アカデミー」を始めた理由のひとつに
東北大震災の時、SNS上で見かけた文言に
ハッとしたことが挙げられます。

それは…
広範囲に渡って、津波に覆われ
ランドマークがなくなり、停電が発生して、
夜、方角が分からない…
という内容でした。

スマホや方位磁針など、
文明の利器がなかった時代の人々は、
夜空の星を頼りに、進むべき方向を見つけていました。

文明社会の中で、私たち現代人は、
もしかしたら、とても多くの力を
失っているのかもしれない…


という危機感を持ったのでした。


また、科学技術の分野も、AI(人工知能)
ロボット技術、自動運転、そして
ロケットや人工衛星・月や小惑星探査などの
宇宙開発事業も、どんどん新たなフェーズへと進化を続け、
私たちも報道などで、その成果が見られるようになりました。
「はやぶさ2」の成果も、感動的でしたね!


三十数年前、AIを生み出す側の近くに
私は居ました。

同時に、今のIoTにつながるような、
通信技術も、研究の真っただ中にありました。

「テレワーク」が、最先端の働き方と聴いて
30数年前も、あったけど…と首をかしげて
逆に、首を傾げられてしまったことも…

そう!最先端の技術開発や研究は、
世に出る前に、何十年もかけて、
研究者、技術者たちの試行錯誤、切磋琢磨が
続いているのです。

〇〇改革、イノベーション…
価値観の多様化、ダイバーシティ…


そんな言葉が飛び交う中でも、
ものごとの「本質」を見ることで、
「不確かな時代」の中でも、
翻弄されず、惑わず、
進むべきよりよい道を見出したい…と思うのです。

だからこその、「宇宙」なのです。

続きは、また明日!


不確かな時代のその先へ…
1 序章 2018年度を振り返る 
2 この地球に生きるものとして 
3 新しい時代が始まる 
4 新しい元号が決まった! 
5 今、ある職業がなくなる?
6  減っていく職業・必要とされる職業
7 宇宙産業の可能性