不確かな時代のその先へ… (2)

こんな時代だからこそ、子どもも大人も「宇宙」を!
と考えて、講座を開催させていただいていますが…

なぜ、今、宇宙なのか…
じっくり綴ってみるシリーズ。
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第2回は、私たちが生きる地盤でもあるこの「地球」のこと‥
ゆるりとお付き合いください!


この「地球」に生きるものとして…


南海トラフ地震や東海地震・・・
いつ発生してもおかしくない…
と言われるこの頃。

なぜ起きるのか…
それは、地球の内部構造や
プレートの動きを知れば、
そのメカニズムは見覚えがありますよね。

文科省発行の冊子で、地震のメカニズムについて
学ぶことができます。
こちらからダウンロードできます。
 地震の発生メカニズムを探る


大きな地震や津波、噴火と豪雨。
あちこちで起こっている自然災害を
身近に体験したり、報道で疑似体験する機会が
確かに増えました…
被害も甚大になることが多くなってきていますね。

災害時は、「文明社会の基盤」も機能停止しがち。
停電や上下水道、交通のストップ。
これらは、生活を支え、生命を支えるライフラインで
広範囲に渡ってストップすることで、
私たちの暮らしが、いかに脅かされるかは、
災害が起こる度に痛感してきました。

断水後1か月で水道復旧


自然との共生を、いかに考えるか…
私たちの暮らし方や自然とのつき合い方を見直し、
対策をすることが急務ですね!!


2018年7月6日(金)夕方に
広島市安芸区で発生した土砂災害では
谷を下り、川や道路を土砂が下ってきました。

山の谷間を削るように、土砂が流れ下った様子が
後日撮影された画像にくっきり映っています。

西日本豪雨災害 土砂崩れの様子

考えてみれば、谷は
遠い過去から、その都度、
土砂が流れ下ったから、谷となった訳なのでしょう。

地形から、読み解くことができますね!


当然、次に豪雨が降れば、
どのようなことが起こるか、
経験から、想定することができますね!

私が「宇宙」を学んでいるある方は
豪雨災害発生後、広島空港から飛行機に乗った時
眼下に見たところ、
恐らく、100年以上も前からそこにあるであろう家は、
土砂や浸水の被害に遭うことはなく、
無事に建っていた…と仰っていました。

また、先日視聴したNHKの番組「ブラタモリ」では
徳島県の「藍」商人の古いお屋敷を紹介。
しっかり、洪水対策がされていたのです。

そのお屋敷は、暴れ川でもある吉野川近くにあり
石垣が高く積まれた敷地の上に建っていました。
しかもその石垣は、流れの上流に対して
船の舳先のように鋭角に造られているのです。
そうすると、流れを2方向に分けることができ、
敷地への力を分散できるのだとか…。

素晴らしいですね!!

実は、私も藍染めをします!

地形を知り、そこで起こるリスク
(洪水や土砂災害など)を知り
次世代のことも考えて、対策を図っておく。

私たちも、こうした発想を持って
対処しなければならないことが
たくさんありのかも!


私たちが生きる地盤、家や地域、
そして、生活の基盤であるライフラインの
リスク対策のためにも、
地形を知り、この「地球」を知ることは
これから特に、重要なことだと思うのです。

「地学」のジャンル、本当はもっともっと
重視する必要があるのではないでしょうか?

そして、そもそも「地球」はどのようにできたのか
地球が存在するこの宇宙は、どんなところなのか

それが、この地球を知るための
前提条件にもなるわけです。

この地球を知ること、
この宇宙を知ること、

そこから、自然災害の発生条件や
いかに逃げ、いかに備えるかを考え
行動したいものです。


不確かな時代のその先へ…
1 序章 2018年度を振り返る 
2 この地球に生きるものとして 
3 新しい時代が始まる 
4 新しい元号が決まった! 
5 今、ある職業がなくなる?
6  減っていく職業・必要とされる職業
7 宇宙産業の可能性