2021年の節分は、2月2日!

節分に食べることが慣例になった「恵方巻」が
店頭に並ぶようになりましたね!!

そして、例年節分と言えば、2月3日が定番でしたが…
なんと!今年は、2月2日に!!


一体、どういうこと!?

1. 節分とは…

「節分」は、もともと 季「節」の「分」かれめ

春・夏・秋・冬
それぞれの季節が始まる前の日を指していたようです。

つまり、立春・立夏・立秋・立冬の前日が
「節分」の日となっていたわけです。


現在は、「立春の前日」を「節分」としています。

一体、なぜ、立春の前日だけ…!?


それは、私たちの暮らしのひと区切りが
「春」から始まることから…

春に種を蒔き、夏に成長して、秋に収穫する…

農耕に根差していた私たちの暮らしは
そんなサイクルを繰り返していましたよね。


ということは、「春の始まり」の
「立春」「1年の始まり」でもあり、

その前日の「節分」の日は、
「大晦日」のようなもの。

そこで、1年の厄祓いに
「鬼」が登場するということでしょうか…?

厄を祓って、新しい年の恵みと健康を願う
先人たちの心が、想像できます。

いつか人類が、月や火星で暮らす時には
また、そんな文化が根付くのだろうか…!?

と妄想してしまいます。


2.節分の日は、どう決まる?


「節分の日」は、「立春の日」の前日…

地球からの見かけ上の太陽の通り道(黄道)から
季節が決まり、その通り道の位置(角度)から
「立春の日」が決まります。

「立春の日」が決まれば、
その前日が「節分」の日ですね!!


※詳しくは、調べてみてね!!
または、ベーシック・コースで一緒に学びましょう!


.節分の日が、なぜ変わる?


国立天文台によると、節分が2月2日になるのは、
明治30年(1897)以来、124年ぶりなのだそうです。


これは、私たちが使う「1年」という時間の単位と、
実際に、太陽の周りを「公転する時間」とに
「ずれ」があることによります。

その「ずれ」を解消するために、4年に1回
「うるう年」としてカレンダーの1年を
調整するわけですが

昨年が丁度、その「うるう年」で
2月が1日増えて、29日までありましたね!

すると、それ以降は、前年の同じ日よりも
見かけ上の太陽の位置は、先にずれている
ということになります。

つまり、太陽が「立春」の位置に来るタイミングが
カレンダー上では、早くなることに…。

このずれが、徐々に積み重なり、ギリギリ
2021年の立春が、1日早い2月3日に、
よって、節分も1日早い2月2日になった・・・

ということなのです。

来年の節分は、また2月3日に戻り、
次のうるう年の翌年が、今年同様
2月2日になる…というサイクルが
しばらく続くようです。

詳しくは、国立天文台 暦計算室 
「節分の日が動き出す」のページ
ご覧ください!!

とても分かりやすく、毎年の立春を迎える日付を
グラフにまとめてあります。


4.豆まきで、厄祓い!!でも、小さな子どもたちは…

という訳で、2021年2月2日の「節分」は
「豆まき」で、昨今の大きな「厄」祓いをして
1年を元気に過ごしましょう!!

但し、小さなお子様がおられるご家庭では
「豆まき」で、窒息というケースもありますので
くれぐれも注意しましょう!

昨年は、こども園で豆まきしていた4歳児が、
窒息で亡くなったと報道がありました。


消費者庁からも注意喚起が!!

食品による子どもの窒息・誤嚥(ごえん)事故に注意!
―気管支炎や肺炎を起こすおそれも、
 硬い豆やナッツ類等は5歳以下の子どもには食べさせないで―



それにしても、こうした季節の行事も

実は、地球と太陽との関係から
日程が決まってくるのですね!!

いやあ、面白いですね!!
興味を持った皆さんは、
ぜひ、一緒に詳しく学んでいきましょう!!

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